ホットヨガを始める前、私は肩凝りに悩まされていました。
仕事でパソコンに張り付いているので、慢性的に凝っている感じでした。
ホットヨガを始めても思うように肩凝りはスッキリせず、不思議に思っていましたが、1年以上たった今、やっとわかりました。
体の中で一番凝っていたのは、肩じゃなく、骨盤周りと背中だったのです。
まず、ホットヨガを始めてすぐに気づいたのは、「私、足をまっすぐ伸ばして座れないじゃん!」ということでした。
長座の姿勢と言いますが、足をそろえて膝もしっかり前に伸ばして座骨を立てて座る姿勢です。
これ、ホントきついのです。背中が丸まったり、腰が痛くなってしまいます。
この姿勢ができない人は、大腰筋が弱いとか。大腰筋って骨盤の両ワキにある細い筋肉です。
動物で言うと、ヒレ肉がそれに当たるんですって。(なんかヤダー!)
とにかく、そこが弱いと背筋をピンと伸ばして長座ができません。そして、その長座の姿勢は、いまでもまだキツイです。
それともう一か所、ヨガをやったことがある人はわかると思いますが、ヨガは背中の筋肉をすごく使います。
現代人の姿勢は前かがみで肩が前に入っているから、余計に背中の筋肉を使うのが大変なのです。
両肩を開いて胸を広げる。だけど決して腰を反らすワケじゃありません。肩甲骨を寄せ合うように胸を広げるのです。
長座の姿勢を保つ時には、大腰筋と背中の筋力がものすごく必要になります。だからなのでしょう、長座の姿勢がだいぶ上手になって来た頃、肩凝りが改善されて来ました。
私の体の中で凝り固まっていたのは肩じゃなかった!肩凝りでお悩みの皆さんも、一度ほかの場所を疑ってみると良いかもしれませんよ。