陰ヨガのレッスンをオンラインで受けました。
1つのポーズをじっくりと行います。
時間をかけることで表面の筋肉を緩め、筋膜をはじめ、骨や関節を繋ぐ結合組織に働きかけます。
腰の疲れ・足のむくみ・冷え性の改善にも効果的。
寝る前に行うことで安眠効果も。
身体の硬さが気になる方にもおススメです。
・・・とのことで、動きは少ないけれど一生懸命やると暑くなるタイプのレッスンだなと予想して、Tシャツを着て参加しました。
先生のコメント欄が素晴らしかったので、そのまま掲載させていただきますね。
運動が苦手、体が硬い方でも全く心配はいりません。
運動嫌いで、体にいい事など何一つせず、ガチガチだった私が言うのですから大丈夫。笑
性格は、もともととてもネガティブ思考でストレスを溜めやすく、心療内科にも通っていた時期もありました。
心身共に健康とは程遠い生活だった私を明るく変えてくれたのがヨガです。
初めてヨガに出会った時の衝撃を今でも鮮明に覚えています。
「他者と比べなくていい」「今を生きる事」「執着を手放す」というヨガの教え。
ヨガは、ただの運動とは訳が違う。
本来の自分のあるべき姿を取り戻せる。
マットの上で自己と向き合う時間は、人生で大切な事を教えてくれていると気付いた時、感動のあまり涙が溢れていました。
ヨガを始めてからそれまで抱えていた不調が癒され、心と体の深い繋がりに気付かされ、大きな変化を実感できました。
「このヨガの魅力を多くの人に伝えられる存在になりたい。」
いつしかそう思うようになり、2014年、オーストラリア バイロンベイで、ヨガインストラクター資格を取得します。
その翌年にはヨガの本場インドへ渡りました。
「内から外までより輝く」をテーマにレッスンを通してご自身を大切にするその素晴らしさを発見するお手伝いが出来る事に、生き甲斐を感じております。
たくさんの人にお目にかかれる事を、楽しみにしております♪
・・・と、感動がこもっているレッスンは是非とも参加したいと思いました。
ヨガと出会った方なら誰もが共感できる事実を良くまとめてくださいました。
先生の第一印象は、「繊細ながらも明るくエネルギーに満ち溢れている」といった感じがしましたよ。
丁寧で優しく包み込むようなレッスンは、ご自身の悲しい経験などを経て、たくましく乗り越えられたエネルギーから来ているのだなぁと思うと、なおさら一言も聞き漏らさないようにと大切にレッスンを受けました。
まず、レッスン前に「クッションや枕、お座布団など何でも結構で、あると楽ですので2~3個ご準備できる方はお願いします。」と言われました。
いったい何が始まるんだろう?!
・・・と、クッションを2個と枕を、かき集めて来てレッスン開始を待ちました。
陰ヨガについての説明がありました。
「マットからお尻が離れないレッスンで、筋肉は使いません。
身体の重みに、ゆだねていきます。
血管や皮膚、細胞など身体の奥のほ~~~うに働きかけていきます。
心地良さを味わっていただけるかと思います。
ぜひみなさん、ご一緒に楽しみましょ~ね~。」
・・・と、もうこの時点からヒーリング効果(ノ∀`笑))
では、出てきたポーズをご覧ください。
出てきたポーズ
薪のポーズ
「足を組みやすい形で組んでもらって、胸の前で合掌しましょう。」
・・・と、言われて私は、いつも通り普通に組んでいたのですが、先生を見ると・・・
薪のポーズ。
片足だけ反対側のもも上に組む方法。
真似してみたら安定しました。
背骨ひとつひとつの積み重ねなど、丁寧に説明してくださり・・・
「呼吸で心も安定しています。」
・・・などと、ナレーションが入ります。
催眠術にかかりやすいのかな?
理想は、前にテレビ番組で観た菅田くんのように催眠術に絶対かからないのが良いんですけれどね(ノ∀`笑))
まぁ催眠術と違うところは、先生の心のこもったレッスンに自ら集中して浸ってみようとしているところ。
無理にさせられているわけではないからね。
さらっと流して受けているレッスンと、自分で飛び込んで受けているレッスンとでは効き目が違う気がする。
それにしても先生は声質も勉強されたのでしょうけれど、実にクリスタルボウルの音階なのですよねぇ。
「息を吸って~。吐いて~。」が、ドのシャープ?なのか何かわかりませんが、心に響く音階。
首回し
丁寧な呼吸に丁寧な動きを乗せました。
肩回し
手首回し
手のひらを前に出して、指の関節から、ゆっくりゆっくり丁寧に丁寧に閉じたり開いたりしました。
いつもなら自分ではこんなに手のひらストレッチを時間かけないし、やろうとも思わないなぁ。
両手首だけ回しました。
地味~な動きであっても「経絡体操」と言って、陰ヨガに入る前に、とても大切な準備運動だそうです。
足首回し
足先に溜まった老廃物を流していきます。
準備の段階でも足首を回しておくのが重要です。
膝関節、股関節の緩みにもつながっていくからです。
ポカポカ温かくもなってくるので、冷えているときに効果的。
なかなか忘れていてやらないけれどね(ノ∀`笑))
前屈
片脚は斜め横へ伸ばして、ひざの下にクッションを置きました。
前にも抱き枕のように使いました。
「あとは、なぁ~んにも不安は要らないですから~。」と、先生がナレーションをつけてくださいます。
普段、何も考えずに呼吸をしていますが、この時間は呼吸と向き合う時間にしましょう。
吸う息で、新鮮な空気が身体中を満たしていくように。
吐く息で、イライラしてしまう感情などを身体の外へ~外へ~と逃がして~。
両足開脚で前屈
両ひざの下にクッションを置き、頭の下に枕を置きました。
両足を閉じた前屈
同じく、ひざの下にクッション、上には枕を置いてリラ~~~~ックス。
ひざは、むしろ曲がるくらい緩めたほうが良いそうです。
前もも伸ばし
腰の下と、ひざの下にクッションを置きました。
ハッピーベイビーのポーズ
毎日、行うと冷え性の方にはとても良いそうです。
ハトの前屈
脱力前屈
安らぎのポーズ
感想
ず~~~~~~~~~っと先生のナレーション付きという贅沢さ。
それも、ひたすら、だら~~~~~~っとしているだけなのに・・・
「○○さん、上手に肩のチカラも抜けていますね~。
チカラが抜けている姿も、とても美しいですよ。」
と、一人ひとりの名前を呼んで、めっちゃくちゃ褒め続けてくださっているのです。
大人になると褒められることもなくなりますが、このレッスンでは、これでもかというほど褒められました。
それも何も偉大なことをしていたわけではなく、だら~~~~~~っとしていたのにですよ?
生きていくには頑張ってしまうので、自分を観察して自分で褒めるのが必要らしいのです。
レッスン後にわかったことは、何かをしていて休憩するタイミングでした。
今ここで一度、休んでも良いんじゃない?と思えるようになりました。
誰もが同じ24時間しかない中で、休憩するタイミングをいち早く見つけられるのは、休んだ者勝ちで、得した気分になりませんか?
私だけなのかな?
少しは自分観察能力がついてきたのかと思います。
自分を見ていてあげられると、調子が悪くなるのにも、いち早く気がつきます。
ヨガは治癒力というより、病院へ行くタイミングを見逃さない能力がつくのではないでしょうか。
我慢していないで早めに治す。
そうとはいっても、症状にあった薬を見立ててもらったところで、お医者さんは神様でもないので、薬が合うとは限らなかったりもします。
薬の副作用を薬で治すような辛い思いをしている方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にヨガは良いと思います。
呼吸に集中しているうちに自律神経が整ってきて、集中している間は痛みなどから少しでも気が逸れるかもしれません。
呼吸で内臓をマッサージして身体の調子も整えて、少しでも薬を減らしていけると良いですね。
またレッスン中に「今、どこの筋肉も頑張っていません。」と、先生から言われたときには、こういうレッスンもあるのだなぁと新鮮でした。
自分がどういう状態なら一番気分良くいられるのかを一生懸命見て気がついてあげる。
良いレッスンでしたよ。