まさか鼻呼吸が約2時間おきに左右で交代していたとは・・・!
呼吸量が左右8対2くらいの割合で頑張る当番制だったのですね~。
鼻の奥にある鼻甲介(びこうかい)と呼ばれる部分が左右片方ずつふくらんで呼吸量をコントロールしているという有能ぶり!
あなたは「そんなこと知ってたよ。」派でしたか?
私は、象だって鳥だってみんな鼻の穴は2つなので、5対5の割合で左右同時呼吸だと思ってました。
例えば鏡などに鼻息を吹きかけて、曇り跡が左だけ少ないので「左鼻が詰まっているんだ・・・。」と心配する必要はなく、むしろ正しい結果だったわけなのですね。
鼻の呼吸なんて細かいことチマチマ気にするな!
・・・とお考えの方へ、これが結構大切なのですよ~。
右の鼻でする呼吸と左の鼻でする呼吸にはそれぞれ役割があるのです。
あとで表にまとめますね。
左右の鼻呼吸のバランスを整えると自律神経も整えられます。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく自律して心臓の動きや体温などのコントロールをしています。
毎日自分で「さぁ今から心臓を動かそう!」とは思ってないですもんね。
どんなに有能な自律神経であっても、夜ふかしをしたり身体を酷使しがちな現代人は面倒見きれない状態になって乱れ出すのです。
いきなり心臓が止まるよりももっと真綿で首を締めるようにじわじわと、なんだかだるいだの、風邪をひきやすいだのと身体の調子が悪くなっていってしまいます。
そんな冴えない状態から抜け出すために、ヨガレッスンでナーディショーダナ(片鼻呼吸法)を教えてもらいました。
それでは、左右の鼻穴呼吸の役割と片鼻呼吸法をご覧ください。
左右の鼻穴呼吸の役割
左鼻の呼吸 | 右鼻の呼吸 |
右脳(イメージ脳)を活性化させる
想像力UP |
左脳(言語脳)を活性化させる
ビジネス力UP |
副交感神経を働かせる | 交感神経を働かせる |
リラックス | ワクワクする |
興奮して落ち着かないときに心を穏やかにする | 元気がないときに身体へ活力を与える |
左脳を働かせたいから右鼻だけで呼吸をするのではなく、交感神経と副交感神経を合わせたものが自律神経なのですから、左右の鼻穴を交代で呼吸させることによるコントロールが重要です。
片鼻呼吸法
使うのは右手だけです。
- 手のひらを顔に向ける。
- 人差し指と中指を手のひらに折って付ける。
- 親指で右の鼻穴をふさぐ。
- 左の鼻穴から息を吸う。
- 薬指で左の鼻穴をふさぐ。
- 右の鼻穴をふさいでいた親指をはずす。
- 右の鼻穴から息を吐く。
- 息を吐ききったらそのまま右の鼻穴で息を吸う。
- 親指で右の鼻穴をふさぐ。
- 左の鼻穴をふさいでいた薬指をはずす。
- 左の鼻穴から息を吐く。
- 4.~11.までを5回くらい、ゆったりとした呼吸を繰り返す。
2.の手の形は、こんな感じ↓
もし難しかったら、人差し指と中指を伸ばしたまま眉間のあたりに添えるのも良いでしょう。
(GOD速報より引用)
左右鼻穴に使う指は薬指と親指です。
番外編~鼻がスッキリするツボ~
片鼻呼吸法とは関係がないですが、鼻水を止めてスッキリのツボはこちら。
(鼻づまりの原因と解消法より引用)
- 左右の人差し指を30回くらいこすり合わせて温める。
- 温めた左右の人差し指を、両目のそばの鼻部分「睛明(せいめい)」から小鼻の左右のふくらみ脇部分「迎香(げいこう)」まで上下にさする。
- 両耳の穴に両人差し指を入れ、両親指ではさむようにして「外鼻(がいび)」「内鼻(ないび)」「腎上腺(じんじょうせん)」を3分間くらいもみほぐす。
- 両耳の穴の下にある切り込みに両人差し指を入れ、「内分泌(ないぶんぴ)」を30回くらい押しもむ。
スッキリとした鼻でストレスも解消!
花粉症などにも負けずに、片鼻呼吸法で自律神経を整えて、ストレスも解消しましょう!